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統合失調症 一覧


昨晩カウンセリングのFBページにも投稿しましたが*、このところ体調が悪く、昨晩は病院で処方された風邪薬を飲んでも夜ほとんど眠れず、そのため仕方なくアーノルド・ミンデルの「シャーマンズボディ」を読みながら幾つかのエクササイズも行いました。

*FBページの投稿
https://www.facebook.com/sinri.counseling.room/posts/597753240305440

すると眠れるようにはなったのですが、起きてから不思議な感覚に襲われました。
毎日のように行くので見慣れたはずの新宿の駅が見覚えのない場所に思え、降りる駅を間違えたのかと思いました。

続いてベルク(BERG)という飲食店に入ると、そこはさすがに覚えていましたが、それでもいつもと店の感じが違って見えます。
あらゆるものが非常に鮮明に見えるため、それが自分に迫ってくるように感じられて気持ち悪くなりそうでした。

ベルクでは以前に一度、離人感のような現実感覚の喪失を体験しましたので*、一瞬またその時の状態に陥ったのかと思い不安になりましたが、そのときはむしろ視界に見えるものがフワフワしているように感じられましたので、それともちょっと違うようです。

離人感 関連ブログ:
統合失調症の幻覚・離人感を疑似体験

ハッキリとしたことは分かりませんが、シャーマンズボディの中で述べられているシャーマンとは、いわば統合失調症のような体験(妄想状態)を自己コントロールを失うことなく体験できる人のようですの、もしかしたら本に書かれていたエクササイズを行うことで一種の変性意識状態に陥っていたのかもしれません。

今は幸い上述の奇妙な身体感覚は消失しましたが、これからは用心しながら読み進めなければと思いました。

シャーマンズボディ―心身の健康・人間関係・コミュニティを変容させる新しいシャーマニズム


昨日、重症のクライエントさんのカウンセリングをした後にアンドレアス・グルスキー展を見ていて体調がおかしくなりました。
具体的には次のような症状を順番に経験しました。

1.体を虫が這っているような感覚(統合失調症の人がよく経験する幻覚
2.体がフワフワして実感がない感覚(離人感
3.止めどもなく考えが次々と浮かんでくる(躁状態
4.理由もなく急に不安に襲われる(統合失調症の人が良く経験する解体不安

幸いこれらの症状は一時的なもので一日で治まりました。
恐らく重症の自己愛障害の方のカウンセリングで心理的な境界が脆弱になっているところに統合失調症水準(少なくても私にはそのように感じられました)の写真を数多く見たため、その影響をダイレクトに受けてしまったのが原因ではないかと思われます。

追伸)この日は画廊巡りの後にも何度も車に接触されそうになったり、カフェで隣の席の人が終始イライラしながらうるさい音をたて続けていたり、スーパーで客同士の揉め事に遭遇したりと散々な一日だったことも症状の悪化に拍車をかけたと思います。

※ただし、これらの出来事は統合失調症水準であるがゆえに引き起こされたと考える理論もあります。


認知療法の予期不安のワークで統合失調症の幻覚のような症状に襲われた際、ユング心理学の「幻覚には意味がある」という治療アプローチはとても救いになるように思えました。

統合失調症の幻覚症状へのユング心理学の治療効果 目次:

認知療法の予期不安のワークで発狂しそうな恐怖に襲われる…
統合失調症水準の恐怖体験
ユング心理学における統合失調症の解釈
統合失調症の幻覚症状へのユング心理学の治療効果

認知療法の予期不安のワークで発狂しそうな恐怖に襲われる…

予期不安の当たる確率の検証-不安障害(失禁恐怖症・社会不安障害)の治療のブログの最後に書きましたように、認知療法のワークで普段感じている予期不安を一度にすべて自覚したことで、突如過去に離人症のような症状(現実感覚喪失)*に襲われたときに似た発狂しそうな恐怖に襲われました(@_@;)

*離人感・現実感覚喪失の治療関連ブログ:
統合失調症の幻覚・離人感を疑似体験
現実感覚喪失に有効な傾聴

あいにくそのとき見ていたのが「ゼブラーマン」という子供たちが突如気が狂ったように暴れ出す映画でした。
面白そうな映画でしたが「このまま見続けては本当に発狂してしまうかもしれない」と不安になり見るのを止めました。
それほど私の発狂しそうな恐怖感覚は強いものでした…

また雑誌の黒い印刷部分が昆布に見えるなど、幻覚とまではいかないまでも、かなり重症の錯覚(錯視)が生じたりもしました(@_@;)



統合失調症水準の恐怖体験:

幸い発狂しそうな恐怖は映画を見るを止めるとまもなく治まりましたが、そのときふとユングのことを思い出しました。
ユングはフロイトと決別したときに一時的に人生の方向を見失い、精神病(今日の統合失調症)のような幻覚体験に苦しめられたそうです。

私の発狂しそうな恐怖体験も、病理水準としては統合失調症水準ではないかと思えました。
不安障害(神経症)や人格障害(パーソナリティ障害)水準の精神疾患では、通常発狂しそうな強い恐怖までは感じないはずと思われますので。



ユング心理学における統合失調症の解釈:

その後ユングは統合失調症の人の幻覚症状と古代の神話の内容との間に関連性を見出し、統合失調症の人の幻覚症状を病理の表れとしてではなく集合的無意識の内容が意識に現れている現象、つまり意味があることであると解釈し、また統合失調症の人の心理状態を病理的な退行状態ではなく集合的無意識の力に圧倒されている状態であると解釈しました。


統合失調症の幻覚症状へのユング心理学の治療効果:

これまで私は(若い頃は結構はまりましたが)ユング心理学とは距離を置き、統合失調症の人に「あなたの幻覚は病気ではなく意味があること」旨のことを言っても治療上何の意味もない、そんなことを言われても統合失調症の人の苦しみが解消するわけではないと考えていました。

しかし今回、発狂しそうな恐怖と幻覚(幻視)にも似た錯覚を見る体験をしたことで考えが変わりました。
もし私が今回の体験が元で精神科や心療内科を受診したとしたら…精神科医ないしは心療内科医から「あなたは病気です」と言われるよりも「あなたの見たものには意味があります」と言われた方が救われるような気がしました。

なぜなら病気だと診断されてしまうと自分が完全に狂っているということになってしまい、発狂しそうな恐怖がさらに強まるような気がしたためです。
それよりも「(幻覚には)意味がある」と言われた方がギリギリのところででも自己コントロールを保つことができ、何とか幻覚に耐えられそうな気がします。

もっとも、ただ「あなたの見たものには意味があります」と言ったところで説得力がありませんので、治療効果を高めるためには神話との関連性を示し、それを可能とするためには膨大な神話の研究が必要なのですが…

※なお今回のブログは統合失調症の薬物治療を否定するものではありません。
ただ薬を処方するにも「辛い症状を解消ないし緩和するため」と称して抗精神病薬(統合失調症の幻覚症状を抑える薬)を処方することも可能だと個人的には思います。

統合失調症の症状・原因・治療 解説本

幻覚の症状・原因・治療 解説本

ユング心理学 解説本

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