うつ病・人格障害・恐怖症・パニック障害…の治療 http://neat.secret.jp/blog/ 心理カウンセラーによる、うつ病・人格障害・恐怖症・パニック障害などの精神障害の治療・原因についての考察、および自身の神経症的症状についての自己治療の体験記です。 ja 2010-03-13T22:21:11+09:00 経済的不安や精神的ストレスが原因で、うつ状態(抑うつ状態)に http://neat.secret.jp/blog/archives/2010/03/post_165.html 経済的不安や結果の出ない作業を続けることの精神的ストレスから うつ状態(抑うつ状態)のようになってしまったため、将来への期待を胸に何とか うつ状態に対処しました。

経済的不安が原因で、うつ状態(抑うつ状態)に 目次:

経済的不安から、うつ状態(抑うつ状態)に…
心理カウンセリングや夢診断・夢分析以外の仕事が減少…
広告収入も思うように増えず…
結果の出ない作業を続けることの精神的ストレス(虚しさ)が引き起こした うつ状態(抑うつ状態)
期待を胸に うつ状態(抑うつ状態)に対処

経済的不安から、うつ状態(抑うつ状態)に…

肋間神経痛の痛みの症状の原因はストレス?のブログの最後に書きましたように、ストレスの原因を分析しようとしたところ、急に経済的な不安を感じるようになり、さらにその不安から気分が急激に落ち込みうつ状態(抑うつ状態)のようになってしまいました(@_@;)

うつ状態(抑うつ状態)とは何度体験しても嫌なものです(T_T)
私の場合は体、特に頭の辺りが何かに包まれて、その何かに押しつぶされそうな不安に駆られます。
そして、うつ状態(抑うつ状態)ですから当然ながら気分が憂うつになり、食欲もあまりなくなります。



心理カウンセリングや夢診断・夢分析以外の仕事が減少…

さて、うつ状態(抑うつ状態)を引き起こした経済的不安についてですが、このブログでも何度か触れましたが私は普段、心理カウンセリング夢診断・夢分析の仕事をしていますが、残念ながらその仕事だけでは生活していけず別の仕事やこのブログにも設置していますグーグルのAdSenseの広告収入で生計を立てていました。
しかし最近その別の仕事が減ってしまったため経済的な危機に見舞われたのです。


広告収入も思うように増えず…

そのため収入を増やすためにAdSenseからの広告収入を増やすべく、このブログをはじめとしたブログの更新頻度を上げました。
しかしいくらブログを更新し続けてもアクセス数は思ったようには増えず、その結果広告収入もほとんど増えませんでした…


結果の出ない作業を続けることの精神的ストレス(虚しさ)が引き起こした うつ状態(抑うつ状態)

そのような経済的不安を抱えているときにたまたま肋間神経痛のような痛みに襲われ、その原因が精神的ストレスと分かったことで不意に(それまであえて深く感じないようにしていた)経済的不安に直面したのでした。

さらにその不安と共に、残念ながら結果に結びついていない日々のブログの更新作業が急に虚しく感じられ、その虚しさから急に憂うつな気分に襲われ、結果うつ状態(抑うつ状態)に至ったのでした。

成果の出ないことを延々と繰り返すことの精神的ストレスの大きさと、そのことが引き起こすうつ状態(抑うつ状態)という代償の大きさを思い知らされた出来事でした。



期待を胸に うつ状態(抑うつ状態)に対処:

このままでは うつ状態(抑うつ状態)がどんどん悪化しかねません…
そこで、うつ状態(抑うつ状態)に対処すべく、状況のポジティブな面に注意を向けることにしました。
すると今後心理カウンセリングや夢診断・夢分析の仕事が増えそうなことが思い出されました。具体的にはオールアバウト・プロファイルというサイトに心理カウンセラーとして登録しているのですが、そのサービスがいよいよ4月からスタートします。
月間数千万アクセスのある人気サイトですから、それなりに心理カウンセリングや夢診断・夢分析の仕事が増えることが期待できそうです。

将来に少し期待が持てたことで、うつ状態(抑うつ状態)は回復に向かっていきました。

うつ状態(抑うつ状態)の診断・症状・治療ガイド本

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うつ病 a_motif_n 2010-03-13T22:21:11+09:00
認知行動療法(セルフモニタリング)により失禁恐怖症の自動思考が明らかに http://neat.secret.jp/blog/archives/2010/03/post_164.html 認知行動療法のセルフモニタリング法により失禁恐怖症の自動思考が明らかになり、同じく認知行動療法の自動思考の変容法(リフレーミング)によりネガティブな自動思考を変容させたところ、失禁恐怖症の症状が軽減しました。

行動療法(系統的脱感作法)でPTSD様の失禁恐怖症に対処 目次:

認知行動療法(セルフモニタリング)により失禁恐怖症の自動思考を探索
失禁恐怖症に伴う排尿への恐怖心と絶望感の自動思考
認知行動療法の自動思考の変容法により失禁恐怖症に伴う自動思考を変容

認知行動療法(セルフモニタリング)により失禁恐怖症の自動思考を探索:

行動療法(系統的脱感作法)でPTSD様の失禁恐怖症に対処にも書きましたように、PTSD様のフラッシュバックで生じる失禁恐怖症の症状(膀胱に尿が溜まっていないにもかかわらず今にも失禁しそうな恐怖に襲われる症状)に対して失禁恐怖の不安階層表を作成しただけで気持ちがかなり楽になりました。

そこで今度は認知行動療法のセルフモニタリング法を使って、失禁恐怖症の症状に襲われているときにどのような自動思考*が生じているのかを探索したところ、次のような自動思考が明らかになりました。

*自動思考とは認知行動療法や認知療法の用語で、無意識に心の中で考えている思考の事を指します。
本来自動思考にはポジティブな思考とネガティブな思考がありますが、認知行動療法や認知療法で自動思考という場合、通常それはもっぱら修正が必要なネガティブな思考を指します。



失禁恐怖症に伴う排尿への恐怖心と絶望感の自動思考:

(実際には大して尿が溜まっていないのにトイレに行くことに対して)「ここで排尿してしまっては、またすぐに尿意を感じてしまい、すぐにトイレに行くことが癖になってしまうに違いない。そうなればトイレのことが終始不安になって夜も寝られなくなり、最終的には睡眠が取れないことで死んでしまうに違いない。」

これが失禁恐怖症の症状で不安に駆られているときに心の中で半ば無意識に考えていた自動思考の内容でした。
一度でもトイレに行ってしまえば、それが癖になって死んでしまうに違いないという非常に極端な自動思考から恐怖心や絶望感が生じていたのです。



認知行動療法の自動思考の変容法により失禁恐怖症に伴う自動思考を変容:

そこで今度は認知行動療法の自動思考の変容法(リフレーミング)を使って、失禁恐怖症に伴う非適応的な自動思考の変容を試みました。
具体的には次のように失禁恐怖症に伴う自動思考を変容させました。

・失禁恐怖症の不安に駆られても実際には尿が溜まっていないのだからリラックスしても失禁してしまわないはず
・だから失禁恐怖症の不安に駆られたらリラックス法を試せばいい
・リラックス法を試しても、それでもどうしても失禁してしまいそうな恐怖に駆られるときはトイレに行けばいい、本当に尿が溜まっているのかもしれないのだから
(誰でもトイレが近くなるときはある)

こうして認知行動療法により失禁恐怖症に伴う自動思考を変容し、失禁恐怖症の不安に駆られるたびにリラックス法を試しているうちに徐々に家にいて失禁恐怖症の不安に駆られる頻度が減っていき、一ヶ月もすると家にいてもほとんど失禁恐怖症の不安に駆られることもなくなりました♪

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認知行動療法・行動療法・認知療法 a_motif_n 2010-03-08T22:17:29+09:00
遠慮の背後にある自己愛性人格障害的な甘えの心理-アサーション http://neat.secret.jp/blog/archives/2010/03/post_163.html 遠慮の背後にある自己愛性人格障害的な甘えの心理-アサーション 目次: 自己分析のきっかけとなった本
アサーション・トレーニング
アサーションによる自己分析
遠慮して注意できない(非主張的自己表現)
遠慮の背後にある自己愛性人格障害的な甘えの心理
非アサーティブな自己表現を自覚するだけでアサーティブな自己表現に変化☆

自己分析のきっかけとなった本:

アサーション・トレーニング

日常の状況や場面を意識し、そのときの自分の言動に気づく(意識する)だけでもアサーションに役立ち、徐々にアサーティブな言動が取れるように変化していく。
(アサーション・トレーニング-さわやかな自己表現のために/平木典子著 P.99 一部改変)

自己分析:

遠慮して注意できない(非主張的自己表現)

このアサーティブ・トレーニングの本の文章を目にしたとき、無意識に日頃お店で他のお客さんに席を奪われたり列に割り込まれたりしても、遠慮して注意できないことが多いことを思い出しました。
もちろんこれは一切腹が立たないからではありません。内心不快感や怒りを感じつつも、それを言葉にすることにためらいを感じて遠慮してしまうのです(T_T)

なお、この私の遠慮がちな態度はアサーション理論では非主張的自己表現と呼ばれています。



遠慮の背後にある自己愛性人格障害的な甘えの心理

しかしそのような非主張的で遠慮がちなときの私の心理状態を自己分析的に観察してみますと、私の心には遠慮することによって単に怒りが溜め込まれるだけでなく、別の心理も生じていることが洞察されました。
それは甘えの心理です。

遠慮して注意できないときの私は、自ら注意はせずに(無意識に)当惑した素振りを見せることで、店員さんが代わりに注意してくれることを期待していました。
その証拠に、店員さんがそのことに気づかずに注意してもらえなかったときなどは内心、他のお客の迷惑になるような行為を注意もせず放っておく店員に対して、あたかも当然の義務を怠ったっているかのような怒りを感じることがあります。

ここでは、いちいち言葉に出して頼まなくても相手が自分の気持ちを自動的に察して望みを叶えてくれることを無条件に期待する部分が甘えの心理と考えられます。

またこのような甘えの心理は、特別意識(特権意識)として自己愛性人格障害(自己愛性パーソナリティ障害)の診断基準の一つに挙げられていることから極めて自己愛的(自己中心的)な心理ともいえます。

そして、そのような自己愛的(自己中心的)な甘えの心理が働くときは「自分に代わって注意してもらえる」当然の権利を踏みにじられたとの思いから、自分は社会から虐げられている・迫害されているとの社会全体への被害妄想的な怒りや惨めさを感じつつ、立ったままコーヒーを飲む羽目になり、そのことで(不当な扱いを受けていることへの)さらなる怒りや惨めさを味わうのです^^;

自己愛性人格障害・自己愛障害の症状・原因・診断・治療・接し方ガイド本

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自己愛性人格障害 a_motif_n 2010-03-02T00:43:33+09:00
行動療法(系統的脱感作法)でPTSD様の失禁恐怖症に対処 http://neat.secret.jp/blog/archives/2010/02/ptsd_5.html 行動療法(系統的脱感作法)でPTSD様の失禁恐怖症に対処 目次: 自己暗示によるリラックス法ではPTSD様のフラッシュバックの失禁恐怖は治まらず…
行動療法でPTSD様のフラッシュバックの失禁恐怖症の症状に対処することに
系統的脱感作法でPTSD様のフラッシュバックの失禁恐怖症の症状に対処
失禁恐怖の不安階層表を作成しただけで気持ちが楽に☆

自己暗示によるリラックス法ではPTSD様のフラッシュバックの失禁恐怖は治まらず…

自己暗示によるリラックス法でPTSD様の失禁恐怖症に対処にも書きましたように、PTSD(心的外傷後ストレス障害)様のフラッシュバックで生じる失禁恐怖症の症状(膀胱に尿が溜まっていないにもかかわらず今にも失禁しそうな恐怖に襲われる症状)に対して自己暗示によるリラックス法を試みましたが、何とかフラッシュバックで生じる失禁恐怖症の症状に対処はできるものの、毎日フラッシュバックで失禁恐怖症の症状に襲われることが続きます。
そのため失禁恐怖への予期不安が高まり、また気分もどんどん抑うつ的になっていきました。
このままでは失禁恐怖症の症状が酷くなる不安を感じ、何か別の対処法を考える必要があるように思えました。



行動療法でPTSD様のフラッシュバックの失禁恐怖症の症状に対処することに:

そこで思いついたのが行動療法です。失禁恐怖症をはじめとした恐怖症には行動療法が効果的と心理学の本で読んだ記憶があったためです。
さっそく行動療法の入門書を買いに本屋へ出かけました。
(家に認知行動療法の本はありましたが、その本は認知療法に重点が置かれていて、行動療法を学ぶにはあまり適していませんでした)

認知行動療法のコーナー(行動療法の本はたいてい認知行動療法の本と一緒に並んでいます)へ行きなるべく分かりやすく実践的な行動療法の本を探し『新行動療法入門』と『方法としての行動療法』を購入しました。



系統的脱感作法でPTSD様のフラッシュバックの失禁恐怖症の症状に対処:

さっそく家に帰ってから自分の症状(失禁恐怖症)を意識しながら「新行動療法入門」を読み進めますと、私のPTSD様のフラッシュバックを伴う失禁恐怖症の症状には数ある行動療法の技法の中でも系統的脱感作法が適しているように思えました。
そこで系統的脱感作法の技法を使ってPTSD様のフラッシュバックを伴う失禁恐怖症の症状に対処することにしました。

ただ本来の系統的脱感作法はイメージを用いるにせよ実際の状況に曝露するにせよ「意図的に」症状に直面するわけですが、私の場合PTSD様のフラッシュバックを伴っているため「意図せずに」症状が引き起こされてしまい、しかもその症状(切迫した失禁恐怖や、膀胱の辺りの圧迫感や痙攣する感覚)が長時間持続します。
そのため系統的脱感作法を実施しつつも、どこかエクスポージャー法のような感じになっている嫌いもあります。

※その後「方法としての行動療法」でPTSD(心的外傷後ストレス障害)の治療にはエクスポージャー法と認知再構成法(リフレーミング)の併用が有効であることを知りました。

系統的脱感作法の手順に従い、まずリラクゼーションを行いました。ちなみにリラクゼーションの技法は最初漸進的筋肉弛緩法を試したのですがあまりリラックス感を感じらなかったため慣れている自律訓練法に変更しました。
続いてイメージの中で失禁恐怖症の症状に直面し(といっても大抵PTSD様のフラッシュバックで勝手に症状が引き起こされるのですが)その恐怖の度合い(強さ)を評価し、その後再び自律訓練法によるリラクゼーションを行いました。



失禁恐怖の不安階層表を作成しただけで気持ちが楽に☆

続いて(本来はこちらの手順が先だったようなのですが)失禁恐怖について次のような不安階層表を作成しました。

不安度不安の状況
1いつでもトイレに行ける状況で尿意を少し感じる
2いつでもトイレに行ける状況で尿意を感じる
3人前ですぐにトイレに行けない状況に直面し尿意を少し感じる
4いつでもトイレに行ける状況で尿意を強く感じる
5人前ですぐにトイレに行けない状況に直面し尿意を感じる
6人前ですぐにトイレに行けない状況に直面し尿意を強く感じる
7いつでもトイレに行ける状況で今にも失禁しそうな恐怖に直面
8いつでもトイレに行ける状況で膀胱の辺りが痙攣を起こしパニックになる
9人前のすぐにトイレに行けない状況で今にも失禁しそうな恐怖に直面
10人前のすぐにトイレに行けない状況で膀胱の辺りが痙攣を起こしパニックになる

すると不思議なことが起こりました。失禁恐怖の不安階層表を作成しただけで気持ちが楽になったのです☆
失禁恐怖の不安階層表を作成しただけでもう半分仕事が済んだ(失禁恐怖症の自己治療が済んだ)かのような気分になったのでした。
おそらくこれは不安階層表を作成できたことで、失禁恐怖症の自己治療の見通しがついたことによる気分の変化だと思われます。

新行動療法入門@通販
方法としての行動療法@通販
個人的には方法としての行動療法の方が自身の心理カウンセリングに取り入れられる部分が多くに役に立ちました。

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認知行動療法・行動療法・認知療法 a_motif_n 2010-02-13T23:35:34+09:00
自己暗示によるリラックス法でPTSD様の失禁恐怖症に対処 http://neat.secret.jp/blog/archives/2010/02/ptsd_4.html 自己暗示によるリラックス法でPTSD様の失禁恐怖症に対処 目次: 意識を逸らそうとしてもPTSD様のフラッシュバックの恐怖は治まらず…
自己暗示によるリラックス法でPTSD様の失禁恐怖症に対処
本格的に自己暗示によるリラックス法を実践

意識を逸らそうとしてもPTSD様のフラッシュバックの恐怖は治まらず…

PTSD様のフラッシュバックに…失禁恐怖症のトラウマ体験にも書きましたようにCTスキャン中に失禁恐怖に襲われた体験がPTSDのフラッシュバックのように再体験されたため、その恐怖への対処を迫られました。
そこでまずは意識を膀胱が痙攣して今にも失禁しそうな恐怖から逸らそうと、マッサージやストレッチなどを行ってみました。
しかしそれでも膀胱の辺りの痙攣は続き失禁恐怖から逃れることは出来ませんでした…

そこでウィキペディアのPTSDの項目でPTSDの治療に一番効果的な心理療法と書かれていたナラティブセラピーを試そうと思ったのですが…失禁恐怖が強すぎるためか、その精神的余裕がありません…



自己暗示によるリラックス法でPTSD様の失禁恐怖症に対処:

そのとき咄嗟に自己暗示をかけてリラックスさせることを思いつきました。そこで失禁恐怖に駆られながら次のようなことを行いました。

まず布団の上に仰向けに寝て体をリラックスさせました。次に失禁恐怖症の症状(失禁恐怖・動悸・手の平の発汗など)を自覚しました。そしてそれぞれの症状に対して自己暗示をかけリラックスできるように試みました。例えば次のような自己暗示をかけました。

「おしっこが漏れそうになってもリラックスしていられる」
「動悸がしてもリラックスしていられる」
「手の平に汗をかいてもリラックスしていられる」

このような自己暗示によるリラックス法を30分以上行っていると、やがて膀胱の感覚が失禁恐怖とは呼べないほど穏やかなものになり、それにしたがい不安感も減っていきました☆



本格的に自己暗示によるリラックス法を実践:

こうして自己暗示によるリラックス法が失禁恐怖症に対して一定の効果が見込めることを実感したため、より本格的に自己暗示によるリラックス法を実践すべく翌日参考書を探しに本屋へ出かけました。
本屋のリラックス法の棚で一冊の本が目に止まりました。『自律訓練法―不安と痛みの自己コントロール』という本です。

PTSD様の膀胱の痙攣のフラッシュバックをすぐに止めることは無理としても、失禁恐怖症に伴う不安感を取り除くことは今の私にとってとても有益なことのように思えました。
そこでさっそく「自律訓練法―不安と痛みの自己コントロール」を購入しその本のリラックス法を試してみました。
そして「自律訓練法―不安と痛みの自己コントロール」で紹介されている様々な自己暗示によるリラックス法を続けることで、ときおり不意に襲ってくるPTSD様のフラッシュバックの恐怖に対しても何とか対処することが出来ました。

自律訓練法-不安と痛みの自己コントロール@通販
私見ですがこの本で紹介されている自己暗示によるリラックスや痛み・不安のコントロール法はシュルツの考案した自律訓練法とは異なると思います。
したがってリラックスや自己コントロールのトレーニングにはなりますが、自律訓練法のトレーニングにはならない点はご注意ください。

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PTSD(心的外傷後ストレス障害) a_motif_n 2010-02-01T20:47:38+09:00
PTSD様のフラッシュバックに…失禁恐怖症のトラウマ体験 http://neat.secret.jp/blog/archives/2010/01/ptsd_3.html PTSD様のフラッシュバックに…失禁恐怖症のトラウマ体験 目次: CTスキャン中に失禁恐怖症のトラウマ体験…
認知行動療法的アプローチでトラウマ体験に対処
PTSD(心的外傷後ストレス障害)様のフラッシュバックを体験…
精神力で失禁恐怖症に関するPTSD様のフラッシュバックを克服☆
翌日も失禁恐怖症に関するPTSD様のフラッシュバックを体験…
身体感覚でも起こりえるPTSDのフラッシュバック
PTSDのフラッシュバックでは最も恐怖を感じたことが再体験される?
PTSDの治療に有益なナラティブセラピー

CTスキャン中に失禁恐怖症のトラウマ体験…

頭と手のしびれを感じ病院で治療を受けていたときのことです*。脳の検査のためCTスキャン中に急に失禁恐怖症の症状に襲われました。
失禁恐怖症とはすぐにトイレに行けない状況などに遭遇した際に猛烈にトイレに行きたくなる、つまり失禁してしまう恐怖に駆られる不安障害に分類される精神疾患で、トイレ不安とも呼ばれます。

*関連ブログ:頭と手のしびれはビタミンB12不足が原因?

失禁恐怖症の症状に駆られた原因は、いつ呼ばれるか分からないためトイレを我慢していたためです。
今にも失禁してしまいそうな恐怖でパニックになり、すぐにでもトイレに行きたい衝動に駆られましたがCTスキャン中のため体が固定されていて身動きが取れません(@_@;)

やがて膀胱の辺りの筋肉が痙攣を起こし始め感覚が麻痺したような感じになり「もう駄目だ、失禁してしまう」とパニックが頂点に達したとき、幸いスキャンが終わり失禁恐怖症の症状から解放されました。

私にはもともと失禁恐怖症の既往歴があり、ときどき失禁恐怖に駆られることがありますが、トラウマになりかねないようなここまで強い失禁恐怖体験は久しぶりでした。



認知行動療法的アプローチでトラウマ体験に対処:

このとき私はこのトラウマ体験に対して認知行動療法的なアプローチでトラウマの後遺症を残さないような対処法をとることにしました。
具体的には「怖い目に遭った」「また同じような目に遭ったらどうしよう」と考えるのではなく「失禁恐怖症の症状でパニックになっても、それでも失禁しなかった」つまり「たとえパニックになっても失禁することはなかった」と考えることにしました。
このように考えた方が後々失禁恐怖の予期不安に襲われる可能性が低くなると考えたためです。


PTSD(心的外傷後ストレス障害)様のフラッシュバックを体験…

しかしそのような認知行動療法的な対処法にもかかわらず、さらなる恐怖体験が待ち受けていました…それはPTSD(心的外傷後ストレス障害)*様のフラッシュバック体験です。

*PTSD(心的外傷後ストレス障害)とは、犯罪や災害・戦争・虐待などによる極度の精神的ストレスを原因として生じるとされる精神疾患で、極度の精神的ストレスを引き起こした心的外傷体験(トラウマ)が繰り返し回想(フラッシュバック)や夢(悪夢)の形で再体験されることが特徴です。
この説明から分かりますように、PTSD(心的外傷後ストレス障害)とはもっぱら状況因(外的要因)から生じる精神疾患であると一般的には考えられています。
またフラッシュバックや悪夢による心的外傷(トラウマ)の再体験は、心的外傷時に生じた脳の海馬や扁桃体の器質的異常あるいは機能障害が原因と推定されています。

椅子に座ってパソコンを使っていたとき突然膀胱の辺りに異常な感覚を感じ、猛烈にトイレに行きたくなりました。
それでも30分前にトイレに行ったばかりなのに尿意を感じるはずがないと思い我慢していると、やがて膀胱の辺りが痙攣して麻痺するような感覚に襲われました。
つまりつい先ほど体験した失禁恐怖症の症状と同じ症状に再び襲われたのです。しかも今回はいつでもトイレに行ける状況であり、失禁恐怖症の症状に駆られる理由がないにもかかわらずです。

そのときこれはPTSDのフラッシュバックのような体験であると悟りました。



精神力で失禁恐怖症に関するPTSD様のフラッシュバックを克服☆

ただ、すぐにトイレに行こうかどうか迷いがありました。というのも仮にトイレにって用を足したところで、またすぐに尿意を感じて失禁恐怖に駆られるような気がしたからです。
そこで寝る前の日課のマッサージやストレッチをして、意識を膀胱から逸らすように努めました。
それでも膀胱の痙攣は続き失禁恐怖が襲ってきます…
しかしそのたびに「絶対にトイレに行かないぞ」といわば精神力で失禁恐怖に対抗しました。
また先の認知行動療法的な対処法を思い出して「パニックになっても失禁しなかった」と自分に言い聞かせました。
すると30分ほどして膀胱の痙攣が治まりました。

こうして私は精神力で失禁恐怖症に関するPTSD様のフラッシュバックをなんとか克服することができたのです。

※精神分析家オーウェン・レニックの『実践的精神分析入門』によれば、PTSDのフラッシュバックに苦しむクライエントの思考パターンには「最終的には難を逃れ助かった」点が欠落しており、その点を意識して安堵感を感じることが治療上有益であると述べています。
関連ブログ:PTSD(心的外傷後ストレス障害)の症状への罪悪感・性格因の影響-実践的精神分析入門



翌日も失禁恐怖症に関するPTSD様のフラッシュバックを体験…

しかし残念ながら翌日も失禁恐怖症に関するPTSD様のフラッシュバックが襲ってきました。今度は就寝時です。
寝床に入るとまた膀胱の辺りが痙攣しだし、動悸がして手の平からは汗が出てきました。これは自律神経の交感神経が優位になっている証で、これでは眠れるはずがありません。
それでもまた「絶対にトイレに行かないぞ」と精神力で失禁恐怖に対抗し続けました。
結局1時間以上失禁恐怖と戦い続けた末、何とか眠りにつくことができ今回もPTSD様のフラッシュバックを克服できました。

さらに次の日も今度はスターバックスでお茶しているとき、しかもトイレに行った直後に膀胱の辺りがしびれるような感覚がフラッシュバックとして襲ってきて、また「絶対にトイレに行かないぞ」と誓い、PTSD様のフラッシュバックと戦い続けました。

私がなぜこのような対処法を取るのかといいますと、それはユングの体験の影響が大きいと思います。
『ユング自伝』の中でユングは子供の頃の体験について語っています。それはPTSDのフラッシュバックや失禁恐怖症とは異なりパニック発作ですが、そのときユングは「絶対克服してみせる」と誓ってパニック発作と格闘し続けたそうです。
そして三度目のパニック発作を克服した後、二度とパニック発作に襲われることはなかったそうです。

このユングの体験談が私をPTSD様のフラッシュバックと格闘し続けさせているような気がします。
私にとって失禁恐怖症に関するPTSD様のフラッシュバックへの対処法(回復)は精神力です!



身体感覚でも起こりえるPTSDのフラッシュバック:

ただ今回の失禁恐怖症に関するPTSD様のフラッシュバック体験は意外に思えました。
なぜならこれまでPTSDのフラッシュバックに関する私の理解では、フラッシュバックとはトラウマ体験がイメージや夢で再体験されるものであり、身体感覚(膀胱の痙攣)のフラッシュバックという概念はなかったためです。

今回の失禁恐怖症に関するPTSD様のフラッシュバック体験から、PTSDのフラッシュバックとは知覚に限定されるものではなく、身体感覚のフラッシュバックというものが存在することを知りました。

※後日PTSDのフラッシュバックについてウィキペディアで調べたところ「フラッシュバックは恐怖などといった感情や味覚、痛覚など、感覚の衝撃として発生し得る」とPTSDのフラッシュバックでは感覚(身体感覚)の再体験もあり得ることが記述されていました。



PTSDのフラッシュバックでは最も恐怖を感じたことが再体験される?

ではなぜ私のケースの場合、失禁恐怖を感じたときのイメージではなく身体感覚がフラッシュバックされるのかと考えて見ますと、何となくその原因が分かりました。
先のCTスキャンを受けていたときに一番恐怖を感じた瞬間は膀胱が痙攣を起こし始めたとき、つまり痙攣という身体感覚を感じたときだったのです。

最も私を恐怖に陥れたのは膀胱が痙攣して麻痺つまりコントロールを失い、それまでは可能であった「小便を我慢する」行為が不可能になってしまったため失禁してしまう恐怖でした。

もしかしたらPTSDのフラッシュバックでは最も恐怖を感じたことが再体験されるのかもしれません。
だとするとPTSDのフラッシュバックの治療では、まず何が一番クライエントさんを恐怖に陥れたのかを「詳細に」調べ、そのことが治療の出発点になるような気がします。



PTSDの治療に有益なナラティブセラピー:

なおウィキペディアのPTSDの治療の項目には、PTSDの有効な治療法として薬物療法の他にナラティブセラピーという心理療法が挙げられていました。
これは私見ですがPTSDでフラッシュバックされる内容を物語(ナラティブ)として語っていただき、そのトラウマ的な物語を別のトラウマ的でない物語に書き換えることがPTSDの治療では有益ということなのだと思われます。

PTSD治療ガイドラインほか、PTSD(心的外傷後ストレス障害)の症状・治療・診断基準・対処法・接し方・原因ガイド本

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PTSD(心的外傷後ストレス障害) a_motif_n 2010-01-23T22:33:15+09:00
身体表現性障害(心身症)の症状悪化、うつ状態に… http://neat.secret.jp/blog/archives/2010/01/post_162.html 身体表現性障害(心身症)の症状さらに悪化、うつ状態(抑うつ状態)に… 身体表現性障害(心身症)の症状悪化、食欲不振・嘔吐恐怖症ににも書きましたように、身体表現性障害(心身症)の症状が急に悪化し心療内科を再受診して薬(抗不安薬と抗うつ薬)を増やしてもらいましたが、それでも症状の悪化に歯止めはかかりませんでした…
特に嘔吐恐怖と空腹感の感覚の欠如から極度の食欲不振に陥ったことがもっとも辛い症状でした。

そのような辛い症状が続くうち食欲不振によるエネルギー不足からでしょうか、常に疲労感を感じ何をするにも気力がうせてきました。
食欲不振・気力減退…どうやらうつ状態(抑うつ状態)になってしまったようです…
このまま うつ状態が続けばやがて本当にうつ病になってしまうかもしれない、そんな不安が頭をよぎりました。

そこで再度心療内科を受診したところ、これまで処方されていたSSRIに属する抗うつ薬パキシルの他に三環系の抗うつ薬アモキサンと、少しでもカロリーを摂取するためにエンシュアリキッド*という栄養ドリンクが処方されました。
最初の診断は身体表現性障害(心身症)ですが、なぜか抗うつ薬を二種類も飲むようになってしまいました。うつ病ではないのですが…

*関連ブログ:経腸栄養剤エンシュアリキッドの美味しい飲み方

心身症診断・治療ガイドラインほか、身体表現性障害(心身症)の症状・原因・診断・治療ガイド本

抑うつ状態の症状・原因・診断・治療ガイド本

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身体表現性障害(心身症) a_motif_n 2010-01-09T22:06:50+09:00
身体表現性障害(心身症)の症状悪化、食欲不振・嘔吐恐怖症に… http://neat.secret.jp/blog/archives/2010/01/post_161.html 身体表現性障害(心身症)の症状悪化、食欲不振に… セカンドオピニオンの心療内科で身体表現性障害(心身症)の治療を始めてからは症状もほとんど治まり、そのため徐々に薬(向精神薬)の種類や容量を減らしていくことが出来ました。
しかし薬の量を半分ほどまで減らしたとき突然、身体表現性障害(心身症)の症状が悪化しました。
具体的には鼻づまりや息苦しさに襲われ食欲不振に…
もっともこれまでも食欲不振に陥ることはときどきあり、たとえ食欲不振に陥っても短期間で食欲は回復してきました。

身体表現性障害(心身症)の症状さらに悪化、嘔吐恐怖症に…

しかし今回は事情が違っていました…日を追うごとに食欲不振は悪化していき、ついには空腹感さえ感じられなくなっていきました…
こうなると食事は苦痛以外の何者でもありません。たとえ食欲がなくても何も食べなければ栄養失調になりやがて餓死してしまいます。

そこで無理してでも食事をするのですが、食べ物を口に入れるとすぐに気持ち悪くなってしまいます。
こうして嘔吐恐怖症のような症状までが引き起こされました。

私は幼稚園から中学校の頃まで人前で食事(会食)をしようとすると吐き気がする嘔吐恐怖症に悩まされていましたが、今はそのときの状態に戻ってしまったような感じです…

急いで心療内科を再受診し薬(抗不安薬と抗うつ薬)を増やしてもらいましたが、それでも症状の悪化に歯止めはかかりませんでした…

もしかしたら身体表現性障害(心身症)の症状が治まっていることを良いことに「もうこれで完治できる」と薬を減らすペースが速すぎたのが症状再発の原因なのかもしれません。

心身症診断・治療ガイドラインほか、身体表現性障害(心身症)の症状・原因・診断・治療ガイド本

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身体表現性障害(心身症) a_motif_n 2010-01-03T20:35:19+09:00
薬を飲み間違えて不眠(睡眠障害)に… http://neat.secret.jp/blog/archives/2009/12/post_160.html 睡眠薬が足りない… 心療内科身体表現性障害(心身症)との診断を受け向精神薬による治療を開始してから四ヶ月ほど経ったときのことです。

寝る前に飲む睡眠薬・睡眠導入薬・抗不安薬などの薬が一日分足りないことに気づきました。もしかして薬を飲み間違えたのではないかと思い夕食後に飲む薬を調べてみますと、こちらの薬は逆に一日分多くなっていました。
寝る前に飲む薬を間違えて夕食後に飲んでしまっていたのです…

おそらく薬を飲み間違えたのは帰省時だと思われます。心配をかけたくないと思い身体表現性障害(心身症)のことは黙っていましたので、毎回人目を盗むようにして薬を飲んでいました。
そのときによく確認もせず薬を飲み間違えてしまったのでしょう。

睡眠導入薬だけでは効かず不眠(睡眠障害)に…

さて困りました…睡眠薬が一日分足りない事態にどう対処しましょうか?
心療内科から処方された薬を調べてみますと初診時に不眠のときに頓服で飲むように処方されたレンドルミンという睡眠導入薬が残っていました。
そこで一日だけ睡眠薬・睡眠導入薬・抗不安薬の代わりに、その睡眠導入薬を飲むことにしました。

睡眠導入薬とは寝つきを良くする、つまり催眠作用のある薬ですが…1時間近くたっても眠れません…おまけにやっと眠れても4,5回も中途覚醒を繰り返しました…
睡眠導入薬だけでは効かず不眠(睡眠障害)になってしまったのでした。

どうやら睡眠薬は急に止めると途端に不眠(睡眠障害)になってしまうようです(T_T)

不眠(睡眠障害)治療・診断・症状・原因ガイド本

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睡眠障害 a_motif_n 2009-12-30T20:24:02+09:00
セカンドオピニオンの心療内科の薬で身体表現性障害(心身症)の症状解消☆ http://neat.secret.jp/blog/archives/2009/12/post_159.html セカンドオピニオンの心療内科の薬で身体表現性障害(心身症)の症状解消 目次: 身体表現性障害(心身症)の症状が解消せず心療内科のセカンドオピニオンへ
薬の処方の仕方が全く違うセカンドオピニオンの心療内科
セカンドオピニオンの心療内科の薬で身体表現性障害(心身症)の症状解消☆

身体表現性障害(心身症)の症状が解消せず心療内科のセカンドオピニオンへ:

身体表現性障害(心身症)の症状への薬の治療効果も最初だけの最後にも書きましたように、最初に受診した心療内科では緊張型頭痛・耳鳴り・めまい・吐き気・不眠・体のだるさ・食欲不振・肩こり・全身の筋肉の緊張などの症状は身体表現性障害(心身症)によるものとの診断が下され抗不安薬(精神安定薬)と睡眠導入薬が処方されました。
しかしそれらの薬だけでは他の症状には効果があっても、頭痛・耳鳴り・めまい・吐き気などの症状解消には効果がありませんでした。

そこで最初に身体表現性障害(心身症)の可能性を指摘し心療内科の受診を勧めてくれた眼科の先生に相談してみたところ「そんなヤブ医者のようなところに行くよりも、ちゃんとした心療内科に行ったほうがいいんじゃないの」と別の心療内科を紹介してくれました。
(腕は良いのですがハッキリとものをいう先生なのです^^;)

こうして私は身体表現性障害(心身症)の症状を完治すべく心療内科のセカンドオピニオンに踏み切りました。



薬の処方の仕方が全く違うセカンドオピニオンの心療内科:

セカンドオピニオンの心療内科の治療では前の心療内科と比べて薬の処方の仕方が全く違っていました。
前の心療内科では抗不安薬(精神安定薬)と睡眠導入薬とが1種類ずつ処方されただけでしたが、セカンドオピニオンの心療内科では2種類の抗不安薬(精神安定薬)に加え、抗うつ薬・睡眠薬・睡眠導入薬、さらにドグマチールという低容量だと胃潰瘍や身体表現性障害(心身症)などの不定愁訴の治療に効果を発揮し、高容量だと統合失調症の幻覚症状の改善に効果を発揮するというユニークな薬が処方されました。

事前に問診表で「薬を飲むことに抵抗はない」に○をつけはしましたが「こんなにたくさんの薬を飲んで副作用が出たりしないのか」と不安になるほどの種類の薬が処方されたのです。
しかしセカンドオピニオン医の話では「それぞれ最低限の容量しか処方してないので副作用の心配はそれほどない」とのことでした。

またこれだけの種類の薬を飲み続けることへの不安から「身体表現性障害(心身症)はどれくらいの期間で治る病気なのか」お尋ねすると「半年から人によっては数年」との答えが返ってきました。



セカンドオピニオンの心療内科の薬で身体表現性障害(心身症)の症状解消☆

飲み始めてすぐに薬の治療効果が表れました。前の心療内科で処方された薬では治らなかった頭痛・めまい・吐き気などの症状が解消し、耳鳴りも大幅に軽減されました。
(ただし老眼のためパソコンや読書などをし過ぎると、目頭やこめかみの辺りで頭痛が生じることがあります)

身体表現性障害(心身症)他、心療内科での心の病気の治療ガイド本

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心療内科での治療 a_motif_n 2009-12-19T22:36:48+09:00
心の病気・症状の関連リンク2 http://neat.secret.jp/blog/archives/2009/10/2.html うつ病治療者の声

うつ病について自らの体験談を交えて解説したサイトです。

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心の病気・症状の関連リンク a_motif_n 2009-10-21T23:57:04+09:00
対人恐怖症の人間関係への完璧主義の心理の自己分析・治療 http://neat.secret.jp/blog/archives/2009/10/post_158.html 対人恐怖症の人間関係への完璧主義の心理の自己分析・治療 目次: 自己分析のきっかけとなった本の文章
アタッチメント障害とその治療
父親の怒りを買った遊びの記憶
本による自己分析からの洞察
対人恐怖症の人間関係への完璧主義
不真面目な遊びへの父親の怒りから生じた対人恐怖症の人間関係への完璧主義

自己分析のきっかけとなった本の文章:

アタッチメント障害とその治療

クライエントは幼い頃から家庭の中で(特に父親から)「上手く振舞う」ように求められていた…彼女は成功への要求から離れたところで、本当の意味での情緒的な安心感を実感することができていない(アタッチメント障害とその治療 P.102 一部改変)

『アタッチメント障害とその治療』という、発達心理学者・精神分析家のボウルビーの愛着理論を基にしたアタッチメント障害(愛着障害)の治療の本を読んでいたとき、上述の文章から子供の頃の父親との人間関係の記憶が想起されました。
それは父親・母親・弟と家族4人でボーリング場へ遊びに出かけたときの記憶でした。



父親の怒りを買った遊びの記憶:

私の記憶ではボーリング初体験だったことに加え、小学校低学年の私と弟にボーリングの玉はあまりにも重過ぎました。
そのため父親から投げ方を教えてもらっても上手く投げることができませんでした。

見る見るうちに表情が険しくなっていく父親(@_@;)
そのため上手く投げられない度に、申し訳ない気持ちで一杯になりました…

「真面目にやれ!」
とうとう父親の怒りが爆発。
「お前らみたいな不真面目な奴と遊んでも楽しくも何ともない! 恥ずかしいだけだ! 帰るぞ、馬鹿どもが」
母親の「誰だって最初から上手くできるわけないでしょ」との理屈も父親には何の意味もありませんでした…

帰り際さらに父親の怒りを助長させるような失敗をしてしまいました。ボーリング場へ行く前に買ったマンガの本をいつの間にか失くしてしまったのです(T_T)
「ボケーっとしてるからこんなことになるんだ! だからお前らと一緒に出かけるのは嫌なんだ!」

このように家族で遊びに出かけるときに父親の怒りが爆発するのは日常茶飯事で、家に帰るまで一度も父親の怒りが爆発しなかったときはなかったと記憶しています。
子供の頃の私にとって父親同伴で出かける遊びの時間は、いつ父親の怒りが爆発するか分からない恐怖から緊張を強いられる時間以外の何ものでもありませんでした(@_@;)



本による自己分析からの洞察:

対人恐怖症の人間関係への完璧主義

私には女性恐怖症をはじめ対人恐怖症的な傾向があります。

よく対人恐怖症の人は「人前で上手く振舞おうと思うあまり逆に緊張してしまい、かえってぎこちなくなってしまう」と言われますが、私にもその傾向があり、完璧な人間関係を期待しつつもそれが叶わず恥ずかしい思いをよくします。



不真面目な遊びへの父親の怒りから生じた対人恐怖症の人間関係への完璧主義

そして前述の愛着障害の本の「上手く振舞う」と子供の頃の「父親からボーリングが上手くできなかったことで不真面目だと怒鳴られた」記憶との結びつきから、対人恐怖症の人間関係への完璧主義の原因の一つとして、父親との遊びの体験が関与している可能性が示されました。

子供の頃から家族で遊びに行くたびに父親から上手くできない(もちろん何をどう評価するかは父親次第です)ことで不真面目だと怒鳴られた体験の積み重ねは、心の中に人間関係における「上手く振舞う」ことへの固執という対人恐怖症に共通した完璧主義の信念を形成させたとしても不思議はないように思えます。
少なくても父親の前では、何事にも上手くできないことは許されないことでした。

対人恐怖症 症状・原因・治療・克服方法ガイド本

完璧主義を治す方法ガイド本

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対人恐怖症 a_motif_n 2009-10-16T23:55:48+09:00
高所恐怖症・自殺の防衛機制の夢分析と認知行動療法による危機回避・治療-死の恐怖の否認と万能感 http://neat.secret.jp/blog/archives/2009/10/post_157.html 高所恐怖症・自殺の防衛機制の夢分析と認知行動療法による危機回避・治療-死の恐怖の否認と万能感 目次: 自由連想法による夢分析のテーマ
死の予感・焦り
自由連想法による夢分析からの洞察
焦りの心理で働く万能感・否認の防衛機制
高所恐怖症における死の恐怖の否認と万能感
高所恐怖症における死の恐怖の否認から生じる自殺衝動
自殺における死の恐怖の否認?
高所恐怖症による自殺の認知行動療法による危機回避の可能性

自由連想法による夢分析のテーマ:

死の予感・焦り

焦る悪夢@夢日記の夢分析(焦る悪夢への死の予感@夢分析)の際、いくら考えても日常生活の中で死を予感させるような深刻な出来事が思い浮かばなかったため、「死の予感」や「焦り」をテーマとして自由連想法による夢分析を試みました。

自由連想法による夢分析からの洞察:

焦りの心理で働く万能感・否認の防衛機制

自由連想法による夢分析を始めてすぐに、焦りを感じているときには物事を非常に楽観的に捉える傾向があり、その楽観視の心理の背後には万能感や否認の防衛機制が働いていることが理解できました。

たとえば「焦る悪夢@夢日記」の夢の中で私は、以前にその道を通って迷った経験があるにもかかわらず、時間がないので何が何でもその道を行かねばならないという焦りからか「今回は大丈夫だ」と根拠のない自信を覗かせ(万能感)、また夜に暗い山道に入ることの危険を一切考えないようにしています(否認)。

おそらくこのようなときの私は、焦る気持ちの苦痛から逃れることで頭がいっぱいで、冷静な判断力を完全に失っているのでしょう。
なにしろ約束の時間を守るためとはいえ、命の危険を顧みないのですから…



高所恐怖症における死の恐怖の否認と万能感

上述の夢での向こう見ずな心理状態の理解からさらに自由連想法による夢分析を進めていきますと、今度は過去に体験した高所恐怖症の出来事が想起されました。

一つめの記憶は写真教室で行った高尾山での出来事です。写真を撮りながら山道を登った後、簡単なミーティングをして解散、後はリフトで降りるだけでした。
しかしそこで悲劇は起こりました。リフトに乗ろうとした瞬間、急に高所恐怖症の症状に襲われたのです(@_@;)

正直高い所が全然平気というわけではありませんでしたが、子供の頃からスキー場のリフトには乗り慣れていましたので、まさかそれよりも低い高さ(2~3m)を移動するリフトで高所恐怖症になるとは夢にも思いませんでした。
そのため突然の恐怖に狼狽して完全にパニックになってしまいました(@_@;)

そのときの私の頭にあったのは恐怖から逃れるために「一刻も早く飛び降りなければならない」ということだけでした。しかしいざ飛び降りようとすると、やはり恐くて足がすくんでしまいます。
また自己愛の強い性格(抑うつ型自己愛性人格ないし回避性人格)ゆえか、みっともない真似はしたくないという恥ずかしさも相当感じていました。

すると今度は次のような考えが頭に浮かんできました。
「大丈夫だ、これくらいの高さなら大した怪我もしない。勇気を振り絞って飛び降りさえしたら、あとは何とかなる。恐いのは一瞬だけだ。すぐに楽になる。」
こうして私は勇気を振り絞って?飛び降りました(@_@;)

幸い怪我はありませんでしたが、後から思えば2~3mの高さとはいえ足場の悪い斜面に重い三脚を背負ったまま飛び降りたのですから相当危険な行為で、よく飛び降りることができたものだと思います。

高所恐怖症でパニックになった際に生じていた私の思考(自動思考?)には、上述の夢と同様に(死の恐怖は大げさかもしれませんが)恐怖心の否認万能感とが見て取れ、その常軌を逸した思考が私を向こう見ずな行動へと駆り立てたのでした。



高所恐怖症における死の恐怖の否認から生じる自殺衝動

もう一つ連想された高所恐怖症体験は、ビルの9階の窓から不意に地面を見下ろした際に生じたもので、こちらの体験は一歩間違えれば死んでいたかもしれないような出来事でした。

そのときはパソコンのメンテナンスの仕事で客先で作業をしていたのですが、蒸し暑かったため窓の開けて作業をしていました。
上司が別の現場に呼び出されて一人になったときです。何気なく下を見下ろすと当然ながら恐さを感じたのですが、恐さを感じただけではなく、そのまま窓の外へ引き込まれそうな感覚に襲われたため、その場に釘付けになり動けなくなってしまいました。

そのとき別の自分?の声が囁きました。
「ここから飛び降りたら楽になれる」
つまり「飛び降りて死んでしまえば高所恐怖症の恐さから逃れられて楽になれる」という理屈です。
その悪魔の囁き?につられるようにして「そうだ勇気を振り絞って飛び降りねば。痛いのは地面に激突した一瞬だけだ。あとはすぐに楽になれる。」
そう何度も自分に言い聞かせて飛び降りようとしました。

しかし最終的には飛び降りることができませんでした。なぜなら9階程度の高さから飛び降りても即死するとは限らないように思え、もし即死でなかったらその後も痛み、それも激痛に苛まれることになります。
私は一度交通事故の経験がありますが、事故の際の痛みだけでなく、筋肉の緊張による筋肉痛のため事故の晩は一睡もできませんでいた。
その辛さを身をもって体験していたため、結果的にその痛みを思い出すことで、痛みへの恐さから後ずさりして飛び降り自殺を思い留まることができました。

もし過去に交通事故でリアルな痛みを体験していなかったとしたら…深く考えもせずに飛び降りて本当に自殺してしまっていたかもしれません。
それほどあのときの私の心理状態は追い詰められていました(@_@;)

ここでも先の夢やリフトに乗った際の高所恐怖症のときと同様に、とにかくその場の苦痛から逃れるために死への恐怖が否認されています。



自殺における死の恐怖の否認?

上述のビルの窓から下を見下ろした際に生じた高所恐怖症が、一歩間違えれば飛び降り自殺にまで伸展していたかもしれないことを考えますと、死の恐怖を否認する防衛機制の働きが自殺と密接に関連している可能性が考えられます。

これはあくまで今回の夢分析から得られた自己洞察からの考察に過ぎませんが、絶望感が自殺を引き起こす大きな原因だとしても、おそらく誰もが感じるであろう死への恐怖心が否認されない限りは、最後の一線を越えて自殺を実行することはできないように思えます。
あくまで私見ですが。



高所恐怖症による自殺の認知行動療法による危機回避の可能性

最後にもし仮に今回の夢分析で現れた、高所恐怖症での死への恐怖心を否認するような思考パターン(自動思考?)が、自殺の実行や自殺衝動を引き起こす原因の一つだと致しますと、高所恐怖症の症状と共に生じるそのネガティブな思考バターンを自殺が促されることのないような、より安全な思考パターンに変えていくことが危機回避に役立つのではないかと考えられます。

もっとも高所恐怖症の発症時に自らのネガティブかつ危険な自動思考に気づき、それを修正するような精神的余裕はおそらくないと思われます。
したがって危機回避のためには、日頃から認知行動療法などの心理療法を用いて自らの破壊的な自動思考を修正していくことが現実的な対処方法ではないかと考えられます。

また認知行動療法は、認知療法だけでなく行動療法の部分をしっかりと行いさえすれば、高所恐怖症をはじめとした他の恐怖症やその他の不安障害・気分障害(特にうつ病)に高い治療効果を持つ心理療法であることが知られています。

高所恐怖症ほかの恐怖症 症状・原因・克服・治療ガイド本

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防衛機制 a_motif_n 2009-10-14T22:26:47+09:00
ゲシュタルト療法によるアダルトチルドレンからの回復・治療 http://neat.secret.jp/blog/archives/2009/10/post_156.html ゲシュタルト療法によるアダルトチルドレンからの回復・治療 目次: 実際の人間関係ではなく心の中の対象関係に働きかけるゲシュタルト療法
外傷的な出来事の当事者である家族に強い恐怖心を抱くアダルトチルドレンの方々
懲罰的な家族イメージを伴ったアダルトチルドレンの治療に効果的なゲシュタルト療法
ゲシュタルト療法によるアダルトチルドレンの治療方法
・内在化された他の家族のイメージを明確化する
・内在化された他の家族のイメージとの対話
・家族との人間関係についての洞察
アダルトチルドレンの治療にゲシュタルト療法を適用できないケース

実際の人間関係ではなく心の中の対象関係に働きかけるゲシュタルト療法:

家族療法によるアダルトチルドレンからの回復・治療コフートの自己心理学によるアダルトチルドレンからの回復・治療に続き、今回はゲシュタルト療法によるアダルトチルドレンからの回復・治療について考察します。

ゲシュタルト療法(ゲシュタルトセラピー)とはフレデリック・パールズという心理療法家が開発したイメージ療法の一種で、精神分析理論では対象関係*と呼ばれる「心の中の他人のイメージ」との対話を通して心の病の治療や自己成長を促す心理療法です。

*精神分析理論によっては実際の対人関係の方を「対象関係」と呼び、心の中のイメージとの関係は「内的な対象関係」と呼ぶ場合もあるようです。



外傷的な出来事の当事者である家族に強い恐怖心を抱くアダルトチルドレンの方々:

アダルトチルドレンとは機能不全家族の中で育つことで特に人間関係に関わる様々な症状を呈する精神疾患と定義されていますので、アダルトチルドレンの方はほぼ例外なく他の家族との間で外傷的な出来事*を体験しているものと推測されます。

*ここでの「外傷的な出来事」にはトラウマ(心的外傷)と呼ばれるような深刻な出来事のみならず、たとえ軽度でもアダルトチルドレンの方にとって苦痛と感じられるような出来事を繰り返し体験することも含まれます。

そのためアダルトチルドレンの方は少なくても一人以上の他の家族に対して非常に強い恐怖心を抱いているケースが多く、中にはその家族の(恐い)イメージが心の中に居座ってしまっている方も少なくありません。

特に後者のようなアダルトチルドレンの方の場合、たとえ家を出て別の場所で暮らし始めたとしても、心の中のその家族のイメージからは逃れることができないため、その家族のイメージからの容赦ない非難や、あるいはその家族の登場する悪夢などで繰り返し苦しめられることになりかねません。

※内在化された他の家族のイメージは明確に意識されているとは限りません。
むしろあまりに恐怖心が強い場合は、漠然とした不安・いわれのない自責感・容赦ない自己非難などの形を取ることが多いようです。



懲罰的な家族イメージを伴ったアダルトチルドレンの治療に効果的なゲシュタルト療法:

このような懲罰的な家族イメージの内在化を伴ったアダルトチルドレンの治療に効果的と考えられる心理療法がゲシュタルト療法です。

後者のような現実の家族のみならず、その家族のイメージもが脅威となってしまっているアダルトチルドレンの方にとって、心の中の恐怖に満ちた家族イメージからの影響が少なくなるだけでも、いえ、どこに逃げても付きまとってくる心の中の恐怖に満ちた家族イメージの変容こそがアダルトチルドレンからの回復に不可欠とさえ言えるのかもしれません。

ゲシュタルト療法はクライエントさんの対象関係(内在化された他者のイメージ)をより役立つものへと変容させることを目的としているため、後者のような心の中の恐怖に満ちた家族イメージに苦しめられるタイプのアダルトチルドレンの治療に対して非常に効果的な心理療法と考えられます。



ゲシュタルト療法によるアダルトチルドレンの治療方法:

ではゲシュタルト療法によるアダルトチルドレン治療の実際の手順に移ります。

1.内在化された他の家族のイメージを明確化する

この手順はゲシュタルト療法ではありませんが、上述のようにアダルトチルドレンの方の内在化された家族イメージは明確に意識されているとは限らないため、まずは内在化された他の家族のイメージを明確化する必要があります。

具体的には例えば自己非難の内容に対して「そんな風なことを○○さんに対してよく言う、あるいはいかにも言いそうな人で、どなたか思い当たる人はいらっしゃいませんか?」とお尋ねすれば、多くの場合人物が特定されます。

2.内在化された他の家族のイメージとの対話

ここからいよいよゲシュタルト療法の手順に入ります。
具体的には内在化された他の家族のイメージとの対話を試みるわけですが、こうしなければならないというルールは特にありません。目を閉じても開けたままでも、椅子を用意してもしなくても、どちらでも構いません。
むしろ対話の仕方や内容はアダルトチルドレンの方に委ねて自由に行っていただいた方が良いように思えます。

もっとも「自由に」と言われてもかえって困惑されるクライエントさんもいらっしゃいますので、そのようなときは心理カウンセラーの方から提案する必要があります。
例えば私の場合は「何かこの機会に伝えたいことはありませんか」あるいは「本人を目の前にしては言えないことでも、イメージの中でなら話せそうなことはありませんか」などとお尋ねすることが多いです。

3.家族との人間関係についての洞察

上手く行けばイメージとの対話から、その家族との人間関係についての洞察が得られます。もっとも洞察内容は同じアダルトチルドレンでも千差万別です。

また仮に有益な洞察が得られない場合でも、その行き詰まりの状態が次なる展開のための介入のヒントにもなり得ますし、そのようなときこそ心理カウンセラーとしての真価が試されるときでもあるはずです。

※余談ですがゲシュタルト療法の中には、声を上げて泣くなどの激しい感情表現がなければ十分な治療効果は得られないとする理論もあるようですが、外傷体験の当事者のイメージと対話することを考えますと、おそらく大多数のアダルトチルドレンの方にとっては(イメージと)話をするのがやっとで、激しい感情を顕わにするなど恐くてできない相談のように思えます。



アダルトチルドレンの治療にゲシュタルト療法を適用できないケース:

どんな心理療法にも限界がありますように、残念ながらアダルトチルドレンの治療にゲシュタルト療法を適用できないケースもあります。
それは内在化された家族のイメージに対する恐怖心が強すぎる場合です。

家族療法や自己心理学によるアダルトチルドレンの治療のように直接家族と対話するのが恐くてできないからこそゲシュタルト療法を用いるのに、その恐怖心が強すぎると治療に使えないとは確かに矛盾しています。
しかし内在化された家族のイメージがあまりに恐ろしい性質の場合、そのイメージを想像するだけでもアダルトチルドレンの方に激しい恐怖心を引き起こしてしまう場合が実際にあり得ます。

このように恐怖心の非常に強いアダルトチルドレンの方の場合、治療に際して家族との直接対話はもちろん、家族のことを話題にすることさえ慎重にならざるを得ません。
したがってこのようなアダルトチルドレンの方のケースでは「急がば回れ」ではないですが、直接家族のことに言及することなく治療を進める必要が出てきます。

次回のブログでは家族療法も自己心理学もゲシュタルト療法も使えない状況でもアダルトチルドレンからの回復に有効な心理療法として、ナラティブセラピー(より正確にはナラティブ・ジャーナリング・セラピー)を取り上げる予定です。

ゲシュタルト療法ガイド本
個人的には『実践・“受容的な”ゲシュタルト・セラピー―カウンセリングを学ぶ人のために』をお勧めいたします。

アダルトチルドレン(AC)からの回復・克服・症状・原因・治療・診断ガイド本

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ゲシュタルト療法 a_motif_n 2009-10-12T23:03:43+09:00
人格障害の適応障害(社会不安障害)的側面と操作的診断基準の特徴 http://neat.secret.jp/blog/archives/2009/10/post_155.html 人格障害の適応障害(社会不安障害)的側面と操作的診断基準の特徴 目次: ドイツのエリートへの自己愛性人格障害の印象
自己愛性人格障害的な性格が望まれる地域社会・文化もある
適応障害(社会不安障害)としての人格障害
適応障害(社会不安障害)的側面を考慮した操作的診断基準における人格障害の診断基準

ドイツのエリートへの自己愛性人格障害の印象:

エリート教育から自己愛性人格障害は生まれる?に続く、自己愛性人格障害をはじめとした人格障害の診断基準へのさらなる洞察。

上述のブログで取り上げた番組ではドイツの富裕層の子供のみが通うことができるエリート校の学生の生活ぶりが紹介されていましたが、私には(したがって主観的には)彼らエリートの言動が「自分がいかに素晴らしい人間であり、反面所得水準の低い層の子供がいかに堕落した人間であるのか」に終始しているように思えました。
そのため私には彼らエリートが、自己愛性人格障害の診断基準を満たしているようにさえ思えたのです。



自己愛性人格障害的な性格が望まれる地域社会・文化もある:

しかし番組を見る限り、そのエリート学生は人格に問題がある青年どころか、両親にとっては「優しくて思いやりがあり、人一倍責任感の強い」自慢の息子であり、家族の属する地域社会からは将来有望な青年と見られているようでした。

おそらくこのエリート学生の属する地域社会においては、私には自己愛性人格障害としか思えないような尊大な性格が、むしろ社会的に望ましい性格として推奨されているものと考えられます。



適応障害(社会不安障害)としての人格障害:

このように考えますと自己愛性人格障害に限らず人格障害と呼ばれる精神疾患は、その人の性格とその人の属する地域社会で共有される「望ましい性格」との軋轢から生じる、いわば適応障害(社会不安障害)*的な精神疾患といえ、したがってその人が別の価値観を共有する地域社会へと移れば、それまでとはまったく違った印象を周囲の人に与える可能性もあると考えられます。

*この場合、適応障害で規定されるストレス因子としては「あまりにも大きな価値観の違い」などが考えられます。

たとえば先のエリート社会の中に、常に自信満々に振舞うことにためらいを感じるようなタイプの人がいたとしますと、その人は周囲の人から「自分に自信のない弱気な人間」悪くすれば「自尊心に(重大な)問題のある人間」とのレッテルを張られる可能性さえあるように思えます。



適応障害(社会不安障害)的側面を考慮した操作的診断基準における人格障害の診断基準:

この人格障害という精神疾患の持つ適応障害(社会不安障害)的な側面は、DSM-IVやIDC-10をはじめとした操作的診断基準*における人格障害(パーソナリティ障害)の診断基準でも暗に**考慮されているようです。

*症状などの観察可能な現象をよりどころとして診断を下す診断方法。

**ここで「暗に」とあるのは、操作的診断基準には人格障害とは別に適応障害の診断名も存在するためです。

たとえばDSM-IVのパーソナリティ障害の章には、全般的な診断基準として「その人の属する文化から期待されるものより著しく偏った内的体験(主観的体験)および行動の持続的様式」との記述があります。

この文面から察するに、人格障害(パーソナリティ障害)という精神疾患の診断基準が、クライエントさんの属する文化で共有される価値観や常識などに大きく依存していることが伺えます。

また同時にこのことは、クライエントさんの属する文化(地域社会)で共有されている一般的な人物像のイメージが分からなければ人格障害の診断もできない、言葉を変えれば人格障害の診断のためにはクライエントさんの属する地域社会のことを詳しく知ることが必要であることを示しているように思えます。

DSM-IV関連本

人格障害(パーソナリティ障害)症状・原因・診断・治療・接し方ガイド本

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人格障害 a_motif_n 2009-10-07T23:07:18+09:00